企業紹介
都市のために。 未来のために。
ご挨拶
1927年創業以来、皆様方のご支援や関係者のご協力により「人を大切にし人を育て、確かな技術と信頼される製品を提供し企業の発展を通して社会に貢献する」の経営理念の実現に向け、幾多の困難を乗り越えて、国内でも屈指の鉄骨・橋梁メーカーとして成長して参りました。2021年には通信建設業界では国内トップ企業である日本コムシス株式会社の傘下となり、来たる2027年には100周年を迎えることとなります。
鉄構部門では「国土交通大臣認定Sグレード」を取得し、国内主要な建築プロジェクトに参画、後世に残る数多くの実績を残し社会に貢献しております。橋梁部門においては新潟県はもとより、国土交通省を始め高速道路会社に至るまで、全国で施工実績を積み上げて参りました。
現在は第2の創業として95有余年築き上げてきた技術力と日本コムシスのデジタル技術とを融合させた新しい鉄骨・橋梁メーカーとして更なる発展・成長を目指しています。
また、「私達は100周年に向けてナンバーワンを目指します」このスローガンのもと、受け継いできた藤木のDNAを次の100年へと繋げるために社員の満足度ナンバーワン企業を目指しています。これまでのご支援に心より感謝すると同時に、引き続き変わらぬご支援をお願い申し上げます。
会社概要
社 名 | 藤木鉄工株式会社 |
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本社所在地 | 新潟県新潟市中央区東大通1-2-23 北陸ビル5階 |
創 業 | 1927年4月 |
設 立 | 1956年4月 |
資本金 | 9,800万円 |
建設業許可 | 国土交通大臣許可(特-11374号) ・土木一式、建築一式、とび・土工、鋼構造、塗装 国土交通大臣許可(般-11374号) ・管、機械器具、建具 |
一級建築士事務所 | 新潟県知事登録(ホ)第3661号 |
ISO9001:2008 | 1999年8月 取得(橋梁部門) (品質マネジメントシステムに関する国際規格) |
ISO14001:2004 | 2011年11月 取得 (環境マネジメントシステムに関する国際規格) |
国土交通省認定 | 2016年7月 認証(Sグレード) 大臣認定とは、性能規定化された改正建築基準法に基づき、鉄骨製作工場において製作された鉄骨溶接部の性能について、評価に基づき大臣が認定するもの |
営業品目 | ◆鉄骨超高層・中高層ビル、各種工場、 公共施設(学校、展示場、病院、ほか) ◆橋梁高速道・幹線の道路橋、鉄道橋、ガス管橋、 水路橋、人道橋、横断歩道橋、スノーシェッド、 スノーシェルター、防雪工、雪崩減勢工 上記構造物のメンテナンス、補修 ◆その他 機械・ゲート、除塵機、インクライン、クレーン、 各種産業機械、プラント、各種タンク、水圧鉄管、 各種コンベアー等 |
従業員数 | 280名 |
主要取引銀行 | 第四北越銀行 三井住友銀行 大光銀行 |
技術研究への取り組み
都市を支える力 一貫体制で高い品質
当社は、日本でも有数の鉄骨橋梁メーカーとして、あらゆる角度から技術研究や開発に日々取り組んでいます。ロボット溶接における組立溶接方法が初層欠陥に与える影響に関する調査 平成21年6月
建築分野における鉄骨加工工場では突合せ溶接部を対象とした溶接ロボットによる自動溶接が多く導入されている。
ロボット溶接とはいえ内部欠陥が発生する場合もあり、ロボット溶接の欠陥は7割が組立溶接に起因する初層欠陥であると考えられる。
そこで、本調査は組立溶接に着目し、開先形状、溶接姿勢、溶接ワイヤの種類が、溶接欠陥の発生にどのように影響するのか確認することを目的として行った。
建築鉄骨の精度測定における課題と展望
素材と部材の寸法精度(日本建築学会) 平成24年9月
形鋼(JIS-H および大臣認定コラム)精度と学会基準精度の相違点を整理し、大臣認定コラムについては現状精度を調査・分析した。
調査結果より、現状の問題点を提起するとともに今後の管理方法について日本建築学会に要望し、コラムの精度を織り込んだ「鉄骨精度測定指針」改訂版が出版されることに繋がった。
狭開先溶接におけるルート間隔が
溶接欠陥に与える影響に関する調査 平成25年4月
近年、レ形開先の角度を小さくする手法が検討されている。狭開先の利点は、使用する溶接材料の減少、作業時間の短縮、入熱量や歪の低減、CO₂発生を抑制することなどがある。
一方、開先角度が小さくなることで、溶接初層にノズルが十分に届かない可能性が有り初層部に欠陥が発生することが危惧されている。
そこで本調査では、25度狭開先におけるルート間隔の違いが溶接欠陥に与える影響を調査した。
550N級円形鋼管 P-385B 材を用いた
ロボット溶接オペレーター技量付加試験 平成25年8月
鉄骨工事における円形鋼管 P-385B 材を用いたロボット溶接オペレーター(円形鋼管継手溶接)の技量付加試験を行った。
付属金物溶接が梁フランジの靱性値に
与える影響についての試験 平成25年10月
塑性変形能力が必要とされる梁端拡幅部は、付属金物の溶接で母材の靱性低下が懸念される為、拡幅部から外れた位置に取付けることが良いと一般的に考えられている。
しかし、実際の施工において、付属金物を拡幅部内に取付けざるを得ない場合がある。
そこで付属金物(ネットフック)の溶接が梁フランジの靱性値に与える影響について調査を実施した。
60キロ高強度鋼(SA440材)を使用した溶接継手施工試験平成26年2月
60キロ高強度鋼(SA440材)を使用した溶接継手について試験体を製作し、溶接部の健全性を確認するため、溶接継手施工試験を実施した。
建築構造用 590N/mm2鋼材のCO₂ガスシールドアーク溶接継手性能 下向き溶接 平成26年6月
近年、溶接施工性を改善した建築構造用高性能590N/mm2 TMCP鋼材「HBL440」が開発され、高強度鋼材の施工性向上が期待されている。
本試験では、SA440 および HBL440 を同条件で施工し、それぞれの継手特性および差異について報告する。